面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」。
正直、この時間って気まずいですよね。何を聞けばいいのか分からず、「特にありません」で終わらせた経験、僕もあります。
でも、採用側をやったときに気づいたんです。
ここって、**ただの質問タイムじゃなくて、“最後のアピールタイム”**なんですよ。
準備してきた人は光るし、そうじゃない人は一気に印象が落ちる。
今回は、面接官としても面接を受ける側としても経験してきた僕が、
「こういう質問なら印象アップ!」という例や、やめておいたほうがいい質問、
そして「質問なんて思いつかない!」というときの逃げ方までまとめました。
1. 面接官って逆質問で何を見てるのか
- ちゃんと準備してきたか(ネットやHPの情報を超えてるか)
- 会社や仕事に本当に興味があるか
- 会話のキャッチボールができるか
要は、一緒に働くイメージが湧くかどうかを見てます。
逆質問って、意外と「お見合いの最後の会話」みたいなもんです。
2. 印象が良い逆質問の共通点
僕の経験上、いい質問ってだいたいこの3つがそろってます。
- 具体的…HPに載ってない情報を聞く
- 前向き…待遇交渉よりも「貢献しますよ」の姿勢
- 関連性…自分が応募したポジションや会社の課題とつながってる
3. 受かる逆質問10選(目的別)
① 仕事の中身をもっと知る
- このポジションで1年後に「できていてほしいこと」って何ですか?
- 今、チームで一番困っていることって何でしょうか?
② 成長意欲を見せる
- この部署で評価されている人の共通点はありますか?
- 新しいスキルを身につける機会ってありますか?
③ 会社やチームの雰囲気を知る
- 異動やキャリアチェンジはどのくらいありますか?
- チーム内のコミュニケーションってどんな感じですか?
④ 会社の方向性を知る
- 今後3年で一番力を入れる事業はどこですか?
- 競合と比べて御社の強みは何ですか?
⑤ 入社後をイメージしてもらう
- 内定をもらったら、入社までに準備しておいたほうがいいことはありますか?
- 入社して最初の3か月で、特に意識しておくべきことは何ですか?
4. やらないほうがいい逆質問
- いきなり給料や休日の細かい話(一次面接では特に)
- HPや求人票にそのまま載ってることを聞く
- 「特にありません」で終了する(やる気ないのかな?と思われる)
5. 質問が浮かばないときの“逃げ方”
僕はこれで何度も助かりました。
本日のお話で理解が深まりました。もし補足いただけるなら、このポジションで最初の90日に期待される動き方をもう少し伺えますか?
前職では〇〇に取り組んでいました。御社でも同じようなことに関われる機会があるか、また活躍している方の共通点があれば知りたいです。
6. 業界別アレンジ(例)
- IT:開発体制(アジャイルか、ウォーターフォールか)、技術選定の自由度
- 金融:法規制への対応体制、今後のサービス展開
- メーカー:海外展開の比率、サプライチェーンの課題
7. 面接後メールで追加質問する方法
面接の中で聞けなかったことは、お礼メールに1問だけ添えるのが無難です。
件名:本日の一次面接のお礼(氏名)
本文:
本日はお時間をいただきありがとうございました。お話を伺い、〇〇事業への貢献イメージがさらに明確になりました。
差し支えなければ、最初の90日に期待される具体的なゴールについて、簡単に教えていただけますと幸いです。
8. まとめ
- 逆質問は「最後のひと押し」
- 準備・前向き・具体性、この3つを押さえる
- 質問がないとき用の“逃げ方”を1つ持っておくと安心
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