「最後に何か質問はありますか?」
面接の最後、ほぼ確実に出てくるこの一言。
転職活動をしていると何度も聞かれるので、ついテンプレでやり過ごしがちですが、実はこの“逆質問”こそが印象を大きく左右するポイントになります。
僕自身も転職を何度か経験してきましたが、「この人はちゃんと考えてるな」と思われる人と、「なんとなく受けに来た人だな」と思われる人って、質問内容でハッキリ分かれます。
今日はそんな逆質問について、「これを聞けばOK」という鉄板ネタと、「これはやめておけ」というNG例をセットでご紹介します。
- よくあるNG質問(これは避けよう)
- 鉄板の逆質問10選(これで印象アップ)
- ① 入社後、最初の3か月で期待されることは何ですか?
- ② 入社までに事前に勉強したり、整理しておいた方が良いことはありますか?
- ③ 配属先のチームでは、どんな雰囲気や価値観が重視されていますか?
- ④ 面接官ご自身が御社に入社された理由を教えていただけますか?
- ⑤ 評価制度や目標設定の仕組みについて、教えていただけますか?
- ⑥ 直近1年間で、チームが最もチャレンジングだったことは何ですか?
- ⑦ 中途で入社された方が活躍するために、何がポイントになりますか?
- ⑧ 研修やオンボーディングの体制はどうなっていますか?
- ⑨ これからこの部署・事業部が目指す方向性をお聞かせください。
- ⑩ もし入社できた場合、私に期待する役割は何だと感じましたか?
- 実体験:逆質問が効いたと感じた瞬間
- まとめ:逆質問=質問力の見せ所
よくあるNG質問(これは避けよう)
まず、逆質問で逆効果になってしまう質問の典型例から。
- 「特にありません」
→志望度が低い、または思考が浅い印象を与える。 - 「福利厚生ってどうなってますか?」
→悪くはないけど、いきなりこれだと「待遇目当て感」が出てしまう。 - 「御社の売上ってどれくらいですか?」
→HPやIR資料で確認できるものは、事前に調べておくのが基本。 - 「ノルマってありますか?」
→聞き方に注意しないと、「逃げ腰」だと受け取られることも。
逆質問はあくまで**「御社に興味を持っている」「入社後のことを考えている」**という姿勢を見せる場です。
待遇や制度の話をしたいなら、もっと後半の面談などに回すのが得策です。
鉄板の逆質問10選(これで印象アップ)
ここからは、**実際に僕が使った&他の人の面接でも高評価だった“使える質問”**を10個紹介します。
すべてそのまま使える形にしてあるので、事前に2~3個はストックしておくのがおすすめです。
① 入社後、最初の3か月で期待されることは何ですか?
→入社後のイメージを持っている=即戦力感がある。
② 入社までに事前に勉強したり、整理しておいた方が良いことはありますか?
→準備する姿勢があり、真面目かつ誠実な印象を与える。
③ 配属先のチームでは、どんな雰囲気や価値観が重視されていますか?
→カルチャーフィットを気にしている姿勢をアピール。
④ 面接官ご自身が御社に入社された理由を教えていただけますか?
→相手に語ってもらう質問。好印象かつ距離も縮まる。
⑤ 評価制度や目標設定の仕組みについて、教えていただけますか?
→成果主義なのか、チーム志向なのか、文化を探る。
⑥ 直近1年間で、チームが最もチャレンジングだったことは何ですか?
→会社や部署のリアルな課題感を探ることができる。
⑦ 中途で入社された方が活躍するために、何がポイントになりますか?
→自分にできる準備が見えてくる。
⑧ 研修やオンボーディングの体制はどうなっていますか?
→受け身ではなく、立ち上がりを自分事で考えている印象に。
⑨ これからこの部署・事業部が目指す方向性をお聞かせください。
→長期的な視野を持って応募していることを示せる。
⑩ もし入社できた場合、私に期待する役割は何だと感じましたか?
→その場での印象フィードバックを引き出せる質問。刺さると強い。
実体験:逆質問が効いたと感じた瞬間
個人的に「この質問は効いたな」と思ったのは、②と④の組み合わせ。
「入社までに勉強した方が良いことはありますか?」と聞いたあとに、
「○○さんご自身が、入社を決めた理由ってなんでしたか?」と続けると、面接官のトーンが一段やわらいで、ぐっとフランクに話してくれたことがありました。
まとめ:逆質問=質問力の見せ所
逆質問は単なる「聞きたいことを聞く場」ではなく、自分の志望度・理解力・コミュニケーション力を見せるチャンスです。
質問の準備をしていくかどうかで、面接官の評価は変わります。
テンプレでもいいので、まずは2つくらい、自分が本当に気になることを軸に準備してみてください。
思っている以上に、この最後の「逆質問」が印象に残ること、けっこうありますよ。
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