転職で語れる実績がない人へ|面接で使える実績は日々の働き方で作れる

転職

「実績がない…」と悩む前に考えてほしいこと

転職活動中、誰もがぶつかるのがこの問い。

「どんな実績がありますか?」

実績と聞くと「売上○億円UP」や「大手クライアント開拓」といった華々しいものを想像しがちですが、実際にはそんな機会に恵まれない人の方が多い。

僕自身もそうでした。でも、**評価されるのは“数字の大きさ”ではなく、“実感と軸を持って語れるかどうか”**です。


実績とは、“語れる変化”のこと

転職で評価される実績とは、こういうものです。

  • 課題に気づいた
  • 自分なりに工夫して取り組んだ
  • 小さな変化を生んだ
  • それを周囲と連携して広げた

→ この“流れ”こそ、企業が見ている「再現性のある行動」であり、**実績という名の“リーダーシップ”**です。

実はこの構造、新卒採用の評価軸とも同じです。


実績を生む働き方|常に問題意識を持ち、周囲を巻き込む

日々の仕事の中で、以下のようなサイクルを回している人は、面接でも語れる実績を自然と持っています。

  1. 違和感や非効率に気づく(=問題意識)
  2. 「なんでこうなってるの?」と深掘る(=課題発見)
  3. 「こうしてみませんか?」と周囲に提案(=共感獲得)
  4. 試して、改善し、定着させる(=行動+継続)

重要なのは、“1人で頑張る”のではなく“周囲を動かす”こと

これができると、それはたとえ地味な取り組みでも、
間違いなく「リーダーシップを発揮した実績」として評価されます。


すべての行動を“キャリアの軸”につなげる

もちろん、何でもかんでもやればいいわけではありません。
できれば、自分のキャリアの軸や方向性と結びつけておくと、説得力が何倍にもなります。

たとえば…

  • 経理職でキャリアを積みたい →
     「業務フローを整理して、残業を1日1時間削減。
     自分の時間を月次決算だけでなく、分析業務にも割けるようになった」
  • 営業としてキャリアアップしたい →
     「顧客管理表を自作し、チーム全体の引き継ぎミスを減らした。
     結果的に新規受注率が2割上がった」
  • 管理職を目指す →
     「後輩の育成資料を整備して、オンボーディングの属人化を防いだ。
     上司からも“仕組みをつくる人材”として評価された」

つまり、自分が目指したい方向に“自然と向かうような仕事”に取り組めているか?
そこに意識があるだけで、実績の価値が一段と上がります。


実績は、今すぐ目の前の仕事から拾える

大きな成果じゃなくていいんです。
地味な改善、小さな巻き込み、習慣の変化。
それらを**「自分の言葉で語れるかどうか」**が鍵です。

普段からやっておきたいのはこの3つ:

  1. 気になったことは、何か1つアクションを起こしてみる
  2. 自分の仕事が“誰にとってどう役立っているか”を言語化しておく
  3. それが“自分のキャリア軸”とどうつながるかを意識しておく

結論:実績とは「日々の姿勢」と「言語化力」の結晶

あなたが今日、地味な改善をひとつやったとする。
もしそれが、課題に気づき、工夫し、周囲に良い影響を与えたものであれば――

それはもう、**立派な“転職で語れる実績”**です。

目立たなくてもいい。派手じゃなくていい。
でも、自分の仕事に向き合う“目”と“言葉”さえ持っていれば、
「実績がない」なんてことは、決してないはずです。

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