すれ違う夫婦を見るとしんどい件|離婚して気づいた“本音を伝える勇気”の大切さ

雑記

すれ違う夫婦を見るとしんどい件

すれ違う夫婦を見ると、胸の奥がズシッと重くなる。
「うちも、あの頃こんな感じだったな」と思い出す瞬間がある。

自分はすでに離婚済みだ。
理由をひとことで言えば、「価値観の相違」。
よくある話かもしれないけれど、その中身は決して軽くなかった。

同じように、決定的な理由(DVとか浮気とか)が無いけど、価値観の違い
で「もう終わりかも・・・」と思っている夫婦はこの記事を是非読んで欲しい。


お金の使い方という“価値観のズレ”

元妻はこういうタイプだった。

「あまり将来ばかり考えても仕方ない。今を楽しみたい。買いたいものは、我慢ばかりでなく買う。」

一方で自分は、

「子どもの教育費、転職によるリスクを考えれば、今は我慢できるものは我慢すべき。」

そんな考えだった。
自分は、いわゆるJTC(日本的大企業)を離れて、規模の大きな会社を転々としている。
企業規模の割に高い給与をもらっているが、だからこそ「いつ居場所がなくなるか分からない」恐怖と隣り合わせだ。

だからこそ、電気のつけっぱなしや無駄な出費にも目がいく。
一方、元妻は「そんな細かいことまで」と感じていたと思う。
どちらも間違っていない。ただ、方向が違っていた。


教育方針の違い

次に、子どもの教育方針。
自分は「一定レベルまで頑張ってほしい」と思っていた。
一方、元妻は「勉強にそこまでこだわらなくても」といったスタンス。

背景には、受験経験の有無など、価値観の違いもあったのかもしれない。
何度も話し合ったが、最後まで勉強や学校になる方向性はかみ合わなかった気がする。


家事分担の認識のズレ

自分では「人並み以上にやっているつもり」だった。
でも、元妻から見れば「いちいち意見してくる自分がうっとうしい」存在だったのかもしれない。

ここまで書いたことは、自分の想像の世界にすぎない。
――本当に“本音で”話し合えていたのか?
離婚した今でも、正直わからない。


本音を伝える努力、できていたか?

元妻の本音を、自分は理解していただろうか。
自分の不安(将来への恐怖)を、彼女は理解していただろうか。
たとえ理解していなかったとしても、自分は本気で伝えようとしていただろうか?

おそらく、どちらも不十分だった。

人は誰しも「自分が8割正しい」と思いたい。
でも、それがすれ違いを深めてしまう。
子どものためを思うならこそ、“本音をぶつける努力”が必要だったのではないかと今は思う。


すれ違う夫婦へ伝えたいこと

今、家庭内が険悪で、ほとんど口をきかない。
そんな夫婦は少なくないと思う。
でも、どちらかが100%悪いケースはほとんどない。

「相手が分かってくれない」と言う前に、
自分は本音を伝えているだろうか?
相手の目線で、自分の言動を見直しているだろうか?

もし感情が爆発しそうなら、少し時間をおいて紙に書くでもいい。
手紙のように、自分の思いを整理してみる。
それが、最初の一歩になるかもしれない。


おわりに

離婚してみて分かったのは、
「価値観の相違」は、努力不足の言い換えでもあるということ。
努力とは、我慢でも、相手を変えることでもない。
自分の本音を伝え、相手の本音を受け止める勇気のことだと思う。

いま、すれ違いの中にいる人へ。
諦めるのは、“本音を交わしたあと”でも遅くはない。

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