AI推進って結局「誰が何をやるか」問題だと思う|社内の立場別に整理してみた

雑記

社内の立場別に、身につけるスキルを整理してみた

最近ほんとに、AIの話を聞かない日がなくなりました。
ChatGPTを触ったことがない人の方が、少数派になりつつある気もします。

一方で、会社の中を見渡すと、こんな空気もありませんか。

  • 「AI活用、大事なのはわかるけど、結局どうするの?」
  • 「誰がやるんだっけ? 情シス? 企画?」
  • 「とりあえずAI推進担当は置いたけど、正直ふわっとしてる」

自分自身も、管理寄りの立場でAIの話を考える中で、
技術そのものより、役割整理が一番むずかしいなと感じています。

なので今回は、
「AI推進に関して、社内にはどんな立場があって、それぞれ何を身につければいいのか」
を、できるだけ軽いノリで整理してみます。


まず前提:AIは「全員がエンジニアになる話」じゃない

これ、かなり大事な前提だと思っています。

AI活用の話になると、
「じゃあPython?」「API?」「RAG?」
みたいな話に一気に寄りがちですが、正直それは一部の話です。

社内をざっくり分けると、AI推進に関わる立場はこんな感じになります。

  1. 経営層・意思決定する人
  2. AI推進担当・事務局
  3. 管理職・マネージャー
  4. 企画・業務を設計する人
  5. 現場で実際に使う人
  6. 実装・技術寄りの人

ポイントは、
全員が⑥を目指さなくていいということ。

むしろ、全員をそこに寄せようとすると、だいたい詰みます。


経営層に必要なのは「使い方」より「判断軸」

経営層にAIスキルは必要か?と聞かれたら、
個人的には「YESだけど、方向が違う」と思っています。

求められるのは、

  • AIで「何ができそうで、何が無理か」
  • お金がどれくらいかかりそうか
  • リスクはどこにあるか

このくらいがわかっていれば十分です。

プロンプトを書ける必要もないし、
ツールを自分で触り倒す必要もありません。

それよりも、

  • 社内のPoCを見て「これはいけそう/これは微妙」と言える
  • 事故ったときに「想定内かどうか」を判断できる

この辺ができるかどうかの方が、よほど大事だと思います。


AI推進担当・事務局は、とにかく板挟みになる

このポジション、正直しんどいです。

  • 経営からは「成果出して」と言われ
  • 現場からは「余計なこと増やすな」と言われ
  • 情報セキュリティからは「それはダメ」と言われる

だいたいこの三方向から殴られます。

なので、ここに必要なのは
AIにめちゃくちゃ詳しいことではなくて、

  • 話を整理する力
  • 翻訳する力
  • どこまでやるか線を引く力

だったりします。

身につけ方としては、

  • ツールをいくつか実際に触ってみる
  • 小さく試して、小さく失敗する
  • 社内の質問に答えながら、自分も学ぶ

「全部わかってる人」にならなくてOKです。
「交通整理できる人」になれれば十分です。


管理職・マネージャーは、たぶん一番影響を受ける

AI時代、管理職はわりと立ち位置が変わります。

理由はシンプルで、

  • 部下の仕事がAIで速くなる
  • 成果物の出方が変わる
  • 「頑張って時間かけた」が評価しづらくなる

からです。

管理職に必要なのは、

  • その仕事、AIに任せられそうか?を考える視点
  • AIのアウトプットを見て「これは使える/これはダメ」と言える感覚

エンジニアになる必要はありません。
でも、AIを一切使わない管理職は、正直かなりきつくなると思っています。

おすすめは、

  • 自分の資料作りをAIに投げてみる
  • 部下の文章をAIでチェックしてみる

まずはここからで十分です。


企画・業務設計の人が、一番AIを活かせる

ここは声を大にして言いたいところです。

AIって、
業務がぐちゃっとしていると、まったく力を発揮しません。

なので、

  • 業務を言葉にできる人
  • フローで説明できる人
  • 「ここ判断じゃなくて作業だな」と気づける人

このタイプの人は、AIとめちゃくちゃ相性がいいです。

身につけ方としては、

  • Excel作業をAIにやらせてみる
  • マニュアルをそのままAIに突っ込んでみる

このくらいでOK。

ここがハマると、
「AIって意外と現実的だな」と一気に空気が変わります。


現場ユーザーは「慣れ」が9割

現場の人に、高度なAI知識は不要です。

必要なのは、

  • ちょっと聞いてみる
  • 下書きを任せてみる
  • そのまま使わず、一回考える

この3点くらい。

研修より、
日常業務で1日1回使う
これが一番効きます。


技術寄りの人材は、必須じゃないけど「いると強い」

APIとかRAGとか、そういう話はこの領域です。

全員がここをやる必要はありません。
ただ、管理職や企画の人が「少しわかる」だけで、世界が変わります。

  • ベンダーの話が怪しく聞こえる
  • 「それ、本当に必要?」と聞ける
  • PoCの見え方が変わる

身につけ方はシンプルで、

  • 小さく作ってみる
  • 完璧を目指さない

これだけです。


まとめ:AI推進で一番大事なのは「役割を決めること」

AI活用が進まない理由って、
だいたい技術じゃありません。

  • 誰が
  • どこまで
  • 何をやるのか

これが決まっていないだけ、というケースがほとんどです。

AIは魔法でもないし、敵でもありません。
ちゃんと役割を分ければ、ちゃんと使える道具だと思っています。

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