「失敗したらどうしよう」
仕事をしてると、誰だってそう思う瞬間がありますよね。
でも、一生懸命やってることが前提なら、失敗はむしろした方がいいと思ってます。
なぜなら、失敗って“経験の濃縮版”だから。
失敗を重ねる中で、自然と学びが増えて、成長スピードも上がる。
しかも、何度もトライしてるうちに、たまたまうまくいく瞬間がくる。
それが評価につながることも多い。
特に20代〜アラサーくらいまでは、まだいくらでも挽回できる時期。
だったら怖がらずに挑戦した方がいい。
むしろ、挑戦しない方がリスクです。
若いころの“苦い失敗”
僕も昔、ミスをして上司に怒られたことがあります。
いや、正確に言うと——ミスを隠して怒られました。
当時は、「今言ったら怒られる」「もう少し様子見よう」なんて考えてしまって。
結局あとからバレて、必要以上に怒られた。
一番つらかったのは、信用を失ったこと。
そして何より最悪だったのは、精神的な重さ。
ずーーーーっと、何か重たいおもりを抱えているような気分で、
「いつかバレるんじゃないか」とビクビクしてた。
今思えば、あのとき素直に「すみません、やってしまいました」と言えば、
一瞬で終わってた話なんですよね。
人は失敗したことより、「隠したこと」に怒る。
あの経験があってからは、悪い報告ほど早くするようになりました。
リスクは“取ること”より“選ぶこと”が大事
失敗を恐れず挑戦するのは大事。
でも、「どんなリスクを取るか」はちゃんと考えるべきです。
✅ 取っていいリスク
これは、失敗しても学びが多いタイプのリスク。
- 未経験の挑戦、前例がない行動
→ 的外れでも恥ずかしいだけ。経験としては超プラス。 - やってみないと分からない選択
→ 想定損失が小さいなら、さっさと試してみる。
ダメでも早めにやり直せばいい。
つまり、最悪でも致命傷じゃない挑戦なら、やってみる価値はあります。
失敗を恐れず“試すクセ”をつけること。これが大事です。
❌ 取っちゃダメなリスク
逆に、これは絶対NGです。
- ルールや倫理を破る行為
→ 信頼を失ったら終わり。 - 会社や部署が傾くレベルの損害リスク
→ 個人判断で突っ走るのは危険。必ず上長や関係者に確認を。 - 「怒られたくない」からミスを隠す
→ これが一番ダメ。早めに報告してリカバリーする方が圧倒的にマシ。
要するに、信頼と信用を失うリスクだけは絶対に取らないこと。
これを守っていれば、多少の失敗なんてどうにでもなります。
失敗を「次につながる経験」に変えるために
- 最悪のケースをざっくり想定する
→ 金銭・時間・信用の観点で“致命度”を考える。 - 小さく始めてみる
→ 試す規模を最小限にすれば、ダメでもすぐ戻せる。 - 原因を言語化する
→ 何がダメだったか、なぜ起きたかをメモするだけで次に活きる。 - 隠さず報告する
→ 失敗を共有できる人の方が信頼される。
若いうちは、“挑戦の総量”がものを言う
たとえば、新人の頃に提案したアイデアがうまくいかなくても、
「行動したこと」自体が評価されることもあります。
一方で、何も動かない人は、失敗も成功も経験できない。
つまり、成長もしづらい。
だからこそ、若いうちはリスクを恐れずに量をこなすことが大事。
失敗の中から、自分にしかない“勘”や“判断力”が磨かれていきます。
まとめ:勇気と冷静さをセットで持つ
挑戦する勇気。
そして、リスクを冷静に見極める力。
この2つが揃っていれば、失敗なんて怖くありません。
むしろ、「失敗を経験した自分」に誇りを持てるようになります。
今日ちょっと迷っていることがあるなら、
小さくでいいので、一歩踏み出してみてください。
きっと、数年後のあなたを強くしてくれるはずです。


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