楽天市場への商品出品、正直めちゃくちゃ大変でした。
Amazonの出品に慣れていると、楽天市場はまったく別世界です。
なにしろ所謂「相乗り」(=もともとある商品ページに乗っかること。Amazonって複数の販売者がのってると思いますが、あれです)ではないので、商品ページを自分で一から作らなきゃいけない。
最初にぶち当たったのが、画像づくりの壁でした。
商品画像が9割。でも素人感あるとすぐバレる。
正直、商品ページの善し悪しはほとんど画像で決まると感じました。楽天市場で購入されたことがある方なら分かると思いますが、余程有名なメーカーの有名な商品以外は、すごい商品ページを作りこんでいますよね。あれを作らないといけません。
有料ツール(CanvaやPhotopeaなど)で自分でもなんとか作れなくはないですが、
画像加工の経験がない自分には、まったく歯が立たなかった。未経験者では勝負にならない。
「競合と並べたときの見栄え」で、どうしても負けてしまう。
だから結論としては、**画像外注は一手ではなく“必須”**だと思っています。
僕はCrowdWorksで外注しましたが、1枚あたり1,000〜1,500円程度で対応してもらえました。
HTMLが必要。マニュアルはあるが、実作業は大変。
楽天RMS(楽天の管理画面、細かい説明は無理があるので省きます。)では、商品説明やレイアウトにHTMLが少し必要です。
「楽天大学」という公式マニュアルサイト等はあるものの、初心者には難解。
見栄え良く表示させるには、改行、画像の並べ方、テーブル表示…
このへんもAmazonとは比べものにならないくらい手間と知識が求められました。
キーワード登録が超重要。ビッグキーワードは避けた。
次にぶち当たったのがSEO対策。
楽天では、検索対策(キーワード設定)をしないと売れません。
自分は「SellerSprite(セラースプライト)」というツールを使って、キーワードを調べましたが、
「検索数が多すぎるキーワード(何万もあるような)」では勝負にならないと思っています。
なので、数千〜1万くらいの“ほどよくニッチなキーワード”を狙うようにしました。
むしろ、ここから逆に商品を選ぶというのが王道のひとつだと、今では感じています。
価格は、利幅を気にせず“勝てる状態”にする。
この戦い方だと、最初からそのキーワードで上位表示されなければ意味がない。
なので、「利幅に余裕を持たせよう」なんて発想は捨てました。
多少利益が削れても、まずは検索上位を獲りにいく姿勢が大事だと思っています。Amazonもそうですが、そもそも価格は検索順位に直接影響しますし、あとは売れている方が上位に表示されるのが定説です。そのため、とにかく新規参入を果たすには、競合より1円でも安くする必要があります。(実際には、出品したての場合は広告を打って上位表示させる必要がありますが。)
発送はRSL × BOSSでFBAっぽくなる。
AmazonのFBAのような仕組みは楽天にはありませんが、
**楽天のRSL(Rakuten Super Logistics)**という倉庫サービスと、
「BOSS」という受注管理システムを連携させることで、
ほぼFBAのような自動化されたオペレーションが構築できます。
- 在庫の自動連携
- 受注メールの自動送信
- 倉庫からの自動発送
などすべて自動化できますが、正直BOSSの設定はそれなりに大変でした。
楽天側のサポート担当がついてくれて、一緒に進めてもらえるのでなんとかなりますが、
時間と根気は必要です。何度もZoomで打ち合わせをして、なんとか利用開始に至りました。
Janコード(バーコード)も自分で取得
楽天で商品登録するにはJANコード(バーコード)の登録が必要です。
これは既製品ではない中国輸入の商品では全般に必要になります。
このJanコード取得自体は自分で簡単にとれますが、これもBOSS等の登録で必要なります。
初回納品は、自分でやった。理由は“代行の品質チェック”のため。
中国輸入では、基本的に代行会社→倉庫へ直送で済ませたくなります。
僕も当然そのつもりでした。できれば自分の手を介さず、楽したい。
でも、そもそも「その代行会社が、ちゃんと梱包してくれるのか?」が分からない。
商品そのものは、事前にサンプルでチェック済みでしたが、
問題は“納品時の状態”=納品クオリティのチェックなんですよね。
なので、最初の納品だけは、一度自分で商品を受け取って確認してから倉庫へ納品しました。
これは手間だったけれど、中国輸入では必須のプロセスだと感じています。
結論:Amazonの10倍は手間。でも、そこにチャンスがある。と、思いきや。
楽天市場で出品してみて感じたのは、
Amazonの10倍はやることがあるということ。
でもその分、コストも高いし、簡単に誰でも出せる場所ではないというのも事実。
「手間がかかる=競合が少ない」
だからこそ、ちゃんと作り込めば、ちゃんと売れる。
そう感じて「頑張っていこう!」と思えました。
しかし、最初からちゃんと調べておけば良かったのですが、副業勢としては見逃せない落とし穴がありました。
次回は、**その“撤退につながった要因”**について書こうと思います。
副業勢には致命的な事態だったので、ぜひ読んでください。
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