はじめに
人生はいつも「選択」の連続です。
仕事を変えるかどうか。
あの人と付き合うかどうか。
引っ越すべきか、留まるべきか。
子育てでも、進学でも、毎日何かしらの選択がある。
そして、ふと立ち止まったときに思うのが──
「あのとき、違う選択をしていたらどうなっていたんだろう?」
そんなふうに“たられば”にとらわれて、後悔しそうになる瞬間が、僕にもあります。
でも今は、自信を持って言えることがあります。
**「自分が選んだ道を、正解にする」**という考え方に出会ってから、後悔にとらわれることがなくなりました。
本題
■ 「あっちの道のほうが良かった」は、幻想かもしれない
人は誰しも、選んだ道がうまくいかないと、「もう一方を選べばよかったのでは…」と考えがちです。
でも、冷静に考えてみると、それってただの“理想の妄想”にすぎないのかもしれません。
なぜなら──
人生は一度きり。同じ時間を、別のルートでやり直すことなんてできないからです。
たとえば、「Bの道を選んでいたら、もっと幸せだったかも」と思っても、
実際にはBの道に進んだ自分が、何にぶつかり、どんな結末を迎えていたかなんて、誰にも分かりません。
むしろ、Bを選んでいたら今よりもっと苦しかった可能性だってある。
だからこそ、「別の道を選んでいれば…」という考え方に意味はないのだと思います。
■ 選択の結果より「その後どう生きるか」がすべて
選択の正解・不正解を決めるのは、実は**「選んだあとの自分」**です。
うまくいくかどうかは、そのあと自分がどう動くか次第。
Aを選んでも、努力すれば結果が変わるかもしれないし、Bを選んでも怠ければ失敗するかもしれない。
だから僕は、「最初の選択を正解にする」ことを意識しています。
失敗したと感じたときも、「選びなおしたい」じゃなくて、
「この道をどうやって正解にしていこうか」と考えるようにしています。
■ 「後悔しない人生」は、覚悟と工夫の積み重ねから生まれる
後悔をゼロにすることは、もしかしたら難しいのかもしれません。
でも、**「選んだ道を納得して歩む」**ことは、今この瞬間からでも始められます。
・うまくいかなかったとき、自分を責めすぎないこと
・誰かのせいにせず、自分の意思で選んだと受け止めること
・そして、これからどう生きるかに目を向けること
この3つを大事にすると、過去の選択に引っ張られることがなくなっていきます。
■ 点と点がつながる瞬間がある
そして、もうひとつ。
人生って、長く生きていると時々**「あのときの選択が、今ここにつながっていたんだ」**と感じる瞬間があります。
そのとき初めて、過去の点と点が線になる。
意味がなかったように思えたことも、つらかった選択も、すべてが必要だったように感じる。
そうなるともう、「どの道が正解だったか」なんてどうでもよくなってくる。
むしろ、全部が正解だったんだなと思えるようになるんです。
人生って、本当に面白い。
思いどおりにいかないことも多いけど、思いがけない“つながり”が未来で待っている。
まとめ
人生の選択に「正解」はないかもしれない。
でも、自分が選んだ道を「正解にする」ことはできる。
そう思えるようになってから、僕は“たられば”にとらわれることが減りました。
後悔が減ると、今この瞬間に集中できるようになります。
そして未来も、自分の手でつくっていける気がしてきます。
これからも、迷いながらも、自分で選んだ道を「正解だった」と思えるように──
日々を丁寧に、生きていきたいと思っています。
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