【転職シリーズ⑤・完結編】ようやく見つけた、自分にとっての“ちょうどいい場所”
はじめに:「もう迷走は終わりにしたい」気持ちで選んだ次の職場
サイコパス上司の元を去って、「自分らしく働ける場所」を探しました。
次に選んだのは、現場に深く入り込める企画ポジション(部長職)。
処遇は下がりましたが、「もう一度、自分のキャリアを立て直したい」という思いでの転職でした。
入社当初は部長補佐としてのスタートでしたが、のちに部長に昇格。
逃げるような転職だったからこそ、「今度こそ」という覚悟をもって日々に向き合いました。
企画職での5年間:「ようやく地に足がついた感覚」
ここでの仕事は、事業管理を含めた、ある意味“事業部門の経営企画”のような業務。
数字だけではなく、現場のリアルに触れながら進める企画業務は、自分にとって非常にしっくりくるものでした。
- 事業の真ん中で、現場にも企画にも責任を持てる立場
- 上司も“普通”で、極端な人物はいない
- 「無理せず、でもやりがいはある」が両立できた
- なにより、「自分の意思で仕事をしている感覚」が戻ってきた
プロ経営者のような強烈な圧もなく、
現場の息づかいと、経営視点をつなぐ立ち位置で仕事をする。
ようやく、自分の働き方に合った場所に出会えたと感じました。
企画職で得た視点:「やりたいこと」と「求められること」の交点
この職場で働く中で、「やりたいこと」と「会社から求められること」が交差する瞬間が増えました。
- 自分の得意な領域(数字・戦略・調整力)を活かせる
- 組織への貢献を実感しやすい
- 無理な残業や無謀な目標に振り回されない安心感
働いていて「前向きな疲労感」で1日を終えられる、そんな日々でした。
転職を繰り返してきた中で、ようやく“ちょうどいい場所”に出会えたのだと思います。
そして現在:管理部門統括補佐としての新たな挑戦
現在は、別の会社で管理部門統括補佐として働いています。
まだ入社して間もないものの、これまでの経験がしっかりと活かされている実感があります。
- 俯瞰で会社全体を見る視点
- 事業と経営の橋渡し役としての視野
- 各部門をつなぐ“潤滑油”としての立ち回り
地味だけど重要な仕事。
でも、今はそうした“整える仕事”にもやりがいを感じています。
まとめ:「短期離職も遠回りも、すべて糧だった」
転職を5回、計6社を経験した自分ですが、ようやく「自分なりの働き方」が見えてきました。
- 安定でも挑戦でもない、“納得感のある場所”
- 短期離職も、過去のミスマッチも、振り返ればすべて必要な通過点だった
これからも働き方に正解はないと思います。
でも、**「自分が納得して選べているか」**がいちばん大事だと、今は思えます。
そしてこの先は、「会社の中の自分」だけでなく、“個”としてどう生きるかも見据えて、進んでいきたいと思います。
次回予告:転職シリーズ⑥「転職後に見えた“働く”の本質」へ
転職を重ねた先で見えてきたもの。
“働く”という行為に、どんな意味を見出せるのか。
次回は、そうした少し俯瞰した視点から、これまでのキャリアを総括してみたいと思います。
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