僕自身は中学受験の経験者です。
だからこそ、娘にも「中学受験という選択肢」をどこかで意識していました。
でも、現実はそんなに単純じゃありませんでした――。
① 自分の中学受験は、“苦ではなかった”
自分が塾に通い始めたのは、小学校4年生の頃。
きっかけは親のすすめでしたが、特に嫌な記憶はありません。
もともと算数が得意だったことと、塾の友達と過ごすのが楽しかったこともあり、
「勉強しに行く」というより「遊びに行く感覚」で通っていました。
そのうち成績も上がり、最終的には中堅上位の?私立中高一貫校に合格。
その後も比較的難関と言われる大学を卒業しました。
自分にとっては、中学受験はひとつの“成功体験”として、今もポジティブに残っています。
② 娘にも“やらせよう”と思った。でも現実は違った
自分の体験がベースにあったこともあり、
娘が小学校に上がった頃には「いつか中学受験を…」という気持ちもどこかにありました。
また、自分と同じように大学附属の学校に入り、大学まで受験無しで過ごして欲しい・・・とも。
でも、現実は想像以上に違いました。
まず驚いたのは、中学受験の難化と過熱ぶり。
特に算数は、自分の時代よりも明らかにハイレベルになっていて、
「今の小学生ってこんな問題解くのか…」と驚かされました。
また、自身のいた附属校も、附属校は人気があるのか難化、偏差値もかなり上がっていました。
そして、娘自身はすでに夢中になっている習い事がたくさんあり、
その活動に多くの時間とエネルギーを使っていました。
勉強も嫌いではないけれど、算数はあまり得意ではなく、
何より、まだ自分を律して机に向かうような“自己統制力”が育ちきっていない印象もありました。
「この子にいま中学受験をさせるのは、本当にプラスになるのか?」
親として、心の中でこの問いが繰り返されていました。
③ 中学受験じゃなく、“今のこの子に合った育て方”を選ぶことにした
悩んだ末、僕はこう決めました。
中学受験はしない。
その代わり、小学生の間は「この子が本気で打ち込んでいること」を優先する。
習い事では、目標に向かって努力し、乗り越え、
そこで得た自信が、“自己肯定感”として娘に残っているのが伝わってきました。
勉強面では、
- 国語と算数の基礎力をコツコツ積み上げる
- 英語は家庭で少しずつ先取りしておく
このバランスで、将来の土台づくりをしていこうと決めました。
さらに調べていくと、高校受験にも多くの選択肢があることを知りました。
- 併願優遇制度や推薦枠
- 私立高校は3科目受験も多く、得意科目に集中しやすい
- 公立との組み合わせで受験計画も柔軟に組める
最初は漠然と「高校受験って遅いスタート?」と思っていたけれど、
調べるほどに、「このタイミングで本人と向き合いながら進める道も、すごく魅力的だ」と感じるようになりました。
④ 高校受験という選択と、早稲田アカデミーKコースという方針
そこで選んだのが、今娘が通っている早稲田アカデミーKコースです。
高校受験に向けた英語・数学・国語の3科目に特化したコースで、
受験に向けた“学びの軸”を、無理なく整えられるのが魅力でした。
Kコースを選んだ理由は、大きく2つあります。
① 授業料が比較的リーズナブル
進学塾の中でもコストバランスが良く、習い事との両立が前提でも通わせやすい設計になっている。
費用は、一般的な中学受験塾と比べて1/3~半分程度です。
② 英語に“実践的な仕掛け”がある
通常授業に加え、週1回のオンライン英会話(25分)が組み込まれているため、
英語を“実感として身につける”ことができる。
また、週2回×100分の授業も、
中学受験塾と比べればはるかに負担が軽く、日常生活とのバランスもとりやすいです。
「この負荷感なら、習い事との両立もしながら、しっかり学習のリズムも作れる」
そう感じています。
⑤ 今、親として感じていることと、これからに向けて
この選択が正解だったかは、今すぐには分かりません。
でも、今の娘を見ていると――
- 生活に無理がなく、
- 学びに対して前向きで、
- 習い事も勉強も“やらされてる感”が薄れている
それが今の正直な実感です。
小学生のうちは、親が舵を取る場面も多くなります。
でも中学生になったら、少しずつ“自分のことは自分で考える”スイッチを育てていけたら。
僕としては、成績や偏差値よりも、
「本人が納得して、努力できる方向を自分で選べる」ようになってくれたらいい。
そう思いながら、
これからの数年を、一緒に進んでいけたらと思っています。
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