楽天市場で中国輸入ビジネスを始めようと思ったとき、いきなり本番に飛び込むのはさすがに不安だった。
「仕入れってどんな感じなんだろう?」「実際にモノが売れるまでに、どんな工程があるんだろう?」
そんな疑問を解消するために、僕は楽天出店に踏み切る前に、あえて“練習”としてメルカリで中国輸入を試してみた。
✅ まずはリサーチ。売れてる中国輸入っぽい商品を探す
最初のステップは、「何を仕入れるか?」。
僕が使ったリサーチ方法は、メルカリでよくある鉄板のやり方。
- 「新品」「売り切れ」「1,000~2,000円」の条件で検索
- 中国輸入っぽい商品を見つける
- その商品を出品しているセラーの他の商品をチェック(セラーリサーチ)
これだけで、「中国輸入×メルカリで稼いでる人が何を扱っているか」がかなり見えてくる。
✅ 利益が出るかチェック。仕入れはRakumartで
仕入れは**中国輸入代行サービス「Rakumart(ラクマート)」**を使用。
思った以上にシンプルで、日本のECサイトで買い物するような感覚で仕入れができる。
- 商品名や画像から中国の仕入先(主に1688)を探してくれる
- 発注〜国際配送もすべて一括対応
利益計算には、Chromeのアリババ拡張ツールを使って、
- 仕入れ原価(中国元→円換算)
- 代行手数料、国際送料、メルカリ手数料
- 最終的な利益額をざっくりシミュレーション
ここでの注意点は、中国元→日本円の換算がけっこう難しいということ。
- 昔の情報では「1元=20円」で見積もる人が多かったが、
- 今は円安+手数料+送料も含めて、体感的には「1元=30円以上」で見ないと赤字になることも多い
- 特に少量仕入れでは1個あたりの送料負担が大きく、割高になる
僕は最終的に「1元=約32~35円」で見積もり、
1個あたり300〜500円の利益が出そうな商品だけを選んで仕入れた。
✅ 商品が到着。ここでわかった“現物のリアル”
いよいよ商品が到着。ここで得られた気づきが大きかった。
- 基本的には問題ない商品が多いが、まれに不良品が混ざっている(動かない、部品が折れてる など)
- パッケージが安っぽい or 中国語が多すぎるケースもあり、今後は代行業者にパッケージ変更依頼が必要と実感
- 正直、開封時に少しニオイが気になったり、衛生面で「ん?」と感じた商品もあった(虫などは極めて稀だがゼロではない)
この経験を通じて、「見本確認→本仕入れ」というプロセスの重要性を身をもって理解した。
✅ 出品と発送。意外と楽だった
メルカリの出品作業は非常にシンプル。
- 商品画像はCanvaで編集(背景透過+説明入り画像)
- 商品説明文は他セラーを参考にしつつ、自分なりにまとめる
- 発送はゆうパケットポストシール一択
→ ポスト投函できるので、時間を選ばずスムーズに発送可能
※このため、仕入れの時点で「ポストに入るサイズの商品」をリサーチしていた。
✅ 数十件売ったが、評価は全件「良い」だった
結果的に、メルカリで販売した商品は数十件以上。
ありがたいことに、すべての評価が「良い」だった。
- 商品トラブルなし
- クレーム・返品ゼロ
- 発送のスムーズさも好評価の一因
「安くても、ちゃんと届いて、すぐ使える」
それだけで購入者の満足度は高く、シンプルな商売の基本を再確認した気がした。
✅ 練習して本当によかった。副業としての“感覚”がつかめた
この「メルカリ練習編」で得られたのは、何より自分の中に生まれた手応えと判断軸だった。
- リサーチから仕入れ、商品チェック、出品、発送までの流れ
- 利益率やリスクの見積もり感覚
- 実際に「お金が動く」副業としてのリアルな空気感
これを体験せずにいきなり楽天に行っていたら、たぶんもっと怖かったと思う。
🧭 次回につづく:楽天市場での本番スタートへ
こうして中国輸入の“副業筋トレ”を終え、いよいよ次は楽天市場での出店・運営へ。
ただ、そこで待っていたのは「本気すぎる審査」と「想定外の身バレリスク」だった──
(※次回の記事で詳しく書きます)
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